漢文翻訳ブログのごみ箱

第三回漢文書き下し演習

第三回及びその練習問題で出てきた漢文の書き下し。

 ここでは、本編の漢文翻訳練習の第三回「甲は〜する」及びその練習問題で出てきた漢文を書き下します。

第三回で出てきた漢文の確認

本編の第三回では、以下の漢文が出てきました。

 

例文の漢文:

(1)彼寝。
(2)彼殴我。
(3)先生教我儒学。

 

練習問題1の漢文:

(1)人者、朝起、昼働、夜寝。
(2)漢文古来東亜細亜共通言語、万国皆用之記文。
(3)教師者、教人徳、授人智。

 

練習問題2の漢文:

(1)春来。至春、鳥鳴、虫這、風吹、花舞。
(2)我今日逢彼。
(3)翻訳解答:我与妻宝石、与子玩具。

 

 それでは早速、以下に書き下し文を書いて行きます。参考にしてください。

 

書き下し文の答え合わせ

書き下し文の解答は以下の通りです。

 

例文の漢文:

(1)彼寝。→訓読解答:彼は寝[ぬ]。(古語で、「寝る」は「ぬ」と言いますからね。)
(2)彼殴我。→訓読解答:彼我を殴る。
(3)先生教我儒学。→訓読解答:先生我に儒学を教[おし]ふ。

 

練習問題1の漢文:

(1)人者、朝起、昼働、夜寝。→訓読解答:人は、朝に起き、昼に働き、夜に寝。
(2)漢文古来東亜細亜共通言語、万国皆用之記文。→訓読解答:漢文は古来東亜細亜の共通言語にして、万国皆之を用ひて文を記す。
(3)教師者、教人徳、授人智。→訓読解答:教師は、人に徳を教え、人に智を授く。

 

練習問題2の漢文:

(1)春来。至春、鳥鳴、虫這、風吹、花舞。→訓読解答:春来る。春に至らば、鳥は鳴き、虫は這ひ、風は吹き、花は舞ふ。
(2)我今日逢彼。→訓読解答:我今日(きんじつ)彼に逢ふ。(「今日」は漢文では「きんじつ」と読みましょう。「きん」「じつ」は、どちらも「漢音」と呼ばれる音ですよ。漢文では、二字以上の熟語は基本「漢音」で読むならわしとなっています。)
(3)我与妻宝石、与子玩具。→訓読解答:我妻に宝石を与へ、子に玩具を与ふ。

 

ちょこっと解説:主語に「は」は付ける?付けない?
 漢文訓読では、「彼は寝」と言ったり、「彼寝」と言ったりと、主語に「は」をつけたり付けなかったりすることがありますが、どっちが正解なのでしょうか。

 

 実はこれ、どっちも正解です。「は」の有無は、書き下す人の言語感覚次第なのですよ。私の場合だと、「は」がないとちょっと分かり難いかなぁという時には「は」を付けて、そうでないときは原則「は」は付けてません。

 

 うわ、適当…でも大学で漢文を書き下したりしてた時も、やはり人毎に、そしてその時々によって、「は」は付けたり付けなかったりしましたしね。結構テキトーなもんですよ、漢文訓読なんてのは。

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