名詞述語文
名詞述語文は、「日本国名也」のような、「名詞」がそのまま述語になっている構文のことです。
漢文では、「甲、乙(也)。」で、「甲は乙である」の意を表すことになります。
当ブログでは、第一回の漢文翻訳練習でやりましたね。「AはBである」の構文は、どの言語でも一番基礎的な文型ですからね。しっかり覚えておきましょう。
例文
一:我日本人也。 私は日本人である。
二:汝我之妻、我汝之夫、此我等子、彼我等娘也。 お前は私の妻であり、私はお前の夫であり、これは私たちの息子であり、あれは私たちの娘である。
例文の「二」のように、「甲=乙」の文がそこで終止しない場合は、「(也)」はつけませんので注意しましょう。「也」をつけていいのは文がそれで終止する時です。そしてその場合であっても「也」は必然ではなく、書き手の任意であったりなかったりします(ある場合の方が多いですが)。
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