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文法第二練習解答

文法第二練習解答

 みなさん、こんばんは。

 

 今回は、前回の記事で出した練習問題の解答です。

練習問題の確認

 まずは確認から。前回の練習問題は以下の通りでした。

 

練習問題1:次の文頭副詞を含んだ漢文を訓読・翻訳してみよう。

(1)明日汝死。
(2)昨日我見其女。
(3)不幸我喪父母。 喪…失う。死に別れる。
(4)幸而倭国島国也。

 

練習問題2:次の漢文訓読体を、文頭副詞を含んだ漢文に復文してみよう。

(1)蓋し王 之を殺さん。
(2)惜しむらくは 国王暗愚なり。
(3)今日 将 臣に糧を配る。 将…将軍。
(4)古[いにしへ] 神 世を統ぶ。

 

練習問題3:次の主後副詞を含んだ漢文を訓読・翻訳してみよう。

(1)我亦疑之。
(2)王独信愚臣。 愚臣…愚かな臣。馬鹿な家臣。
(3)倭已改名。 改名…名を改む。
(4)神嘗統人。 統…統[す]ぶ。統治する。

 

練習問題4:次の漢文訓読体を、文頭副詞を含んだ漢文に復文してみよう。

(1)官軍悉く賊を破る。 破る…撃破する。
(2)民衆並びに王を敬ふ。
(3)倭も亦た国名なり。
(4)暴君常に民を虐[しいた]ぐ。

 

練習問題5:次の述前副詞を含んだ漢文を訓読・翻訳してみよう。

(1)賢臣屡叛君。 屡…屡[しばしば]。 叛…叛[そむ]く。反逆する。
(2)子女甚悪其父。 悪…悪[にく]む。嫌悪する。嫌う。
(3)我大罵之。 罵…罵[ののし]る。
(4)使速告之王。 使…使[つか]ひ。使者。

 

練習問題6:次の漢文訓読体を、述前副詞を含んだ漢文に復文してみよう。

(1)王大いに之を重んず。 重んず…重用する。重視する。
(2)老翁早く覚む。 老翁…年老いた爺さん。
(3)汝頗る色を好む。 色を好む…女を好むということ。
(4)男甚だ怠惰なり。

 

練習問題7:次の複数の副詞を含んだ漢文を訓読・翻訳してみよう。

(1)古者日本亦小国也。
(2)昨夜男蓋常独想女。 想…想[おも]ふ。
(3)惜王已皆誅賢臣。 誅…誅[ころ]す。誅殺する。
(4)此年疫病復大流行。 大…大いに。

 

練習問題8:次の漢文訓読体を、複数の副詞を含んだ漢文に復文してみよう。

(1)今民疑ふらくは已に皆床に就くかと。
(2)蛮族恐らくは嘗て悉く我が国土を侵す。
(3)蓋し今日民も亦た甚だ之を悔ゆ。
(4)惜しむらくは王今日独り財を愛す。

 

練習問題9:次の述前副詞を含んだ漢文を訓読・翻訳してみよう。

(1)使未到倭。 到…到[いた]る。到着する。
(2)惜女常不笑。
(3)今者日本疑已非小国。
(4)明君不常信臣言。 明君…聡明な君主。明は聡明、賢明など「賢い」の意。

 

練習問題10:次の漢文訓読体を、打消の副詞を含んだ漢文に復文してみよう。

(1)古者[いにしへ]王必ずしも民を慈しまず。
(2)男蓋し未だ女を娶[めと]らず。 娶る…妻にする。
(3)我が国の王は疑ふらくは明君に非ざるかと。 我が国の王…我国之王
(4)暗君終に賢臣を用ひず。

練習問題1・2の解答

 解答は、以下の通りです。

 

 

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練習問題1:次の文頭副詞を含んだ漢文を訓読・翻訳してみよう。

(1)明日汝死。
解答:
訓読:明日汝死せん。
翻訳:明日お前は死ぬだろう。

説明:漢文に時制はありませんが、日本語にはあります。今回のような未来で推測に似た文脈の場合、推量表現を使って訓読・翻訳するといいでしょう。

 

(2)昨日我見其女。
解答:
訓読:昨日我其の女を見る。
翻訳:昨日私はその女性を見た。

 

(3)不幸我喪父母。 喪…失う。死に別れる。
解答:
訓読:不幸にして我父母を喪ふ。
翻訳:不幸なことに私は両親と死に別れた。

 

(4)幸而倭国島国也。
解答:
訓読:幸ひにして倭国は島国なり。
翻訳:幸いにも倭国は島国である。

 

練習問題2:次の漢文訓読体を、文頭副詞を含んだ漢文に復文してみよう。

(1)蓋し王 之を殺さん。
解答:蓋王殺之。

 

(2)惜しむらくは 国王暗愚なり。
解答:惜国王暗愚。

 

(3)今日 将 臣に糧を配る。 将…将軍。
解答:今日将配臣糧。

 

(4)古[いにしへ] 神 世を統ぶ。
解答:古神統世。

練習問題3・4の解答

 解答は以下の通りです。

 

 

 

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練習問題3:次の主後副詞を含んだ漢文を訓読・翻訳してみよう。

(1)我亦疑之。
解答:
訓読:我も亦た之を疑ふ。
翻訳:私もまたこれを疑っている。

 

(2)王独信愚臣。 愚臣…愚かな臣。馬鹿な家臣。
解答:
訓読:王独り愚臣を信ず。
翻訳:王だけは一人愚かな家臣を信じている。

 

(3)倭已改名。 改名…名を改む。
解答:
訓読:倭已に名を改む。
解答:倭はすでに名を改めている。

 

(4)神嘗統人。 統…統[す]ぶ。統治する。
解答:
訓読:神嘗て人を統ぶ。
解答:神は嘗て人を統治していた。

 

練習問題4:次の漢文訓読体を、文頭副詞を含んだ漢文に復文してみよう。

(1)官軍悉く賊を破る。 破る…撃破する。
解答:官軍悉破賊。

 

(2)民衆並びに王を敬ふ。
解答:民衆並敬王。

 

(3)倭も亦た国名なり。
解答:倭亦国名(也)。

 

(4)暴君常に民を虐[しいた]ぐ。
解答:暴君常虐民。

練習問題5・6

 解答は以下の通りです。

 

 

 

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練習問題5:次の述前副詞を含んだ漢文を訓読・翻訳してみよう。

(1)賢臣屡叛君。 屡…屡[しばしば]。 叛…叛[そむ]く。反逆する。
解答:
訓読:賢臣屡君に叛く。
翻訳:賢い家臣はしばしば君主に反逆する。

説明:「叛く」は、「謀叛[むほん]」「叛逆[はんぎゃく]」の「叛」。現代の日本語では「反」の字で代用することが多いが、もともとは「謀反」「反逆」は「謀叛」「叛逆」。

 

(2)子女甚悪其父。 悪…悪[にく]む。嫌悪する。嫌う。
解答:
訓読:子女甚だ其の父を悪む。
翻訳:子供たちは甚だ自分たちの父を嫌悪した。

 

(3)我大罵之。 罵…罵[ののし]る。
解答:
訓読:我大いに之を罵る。
翻訳:私は大いにこれを罵った。

 

(4)使速告之王。 使…使[つか]ひ。使者。
解答:
訓読:使ひ速やかに之を王に告ぐ。
翻訳:使者は速やかにこれを王に告げた。

 

練習問題6:次の漢文訓読体を、述前副詞を含んだ漢文に復文してみよう。

(1)王大いに之を重んず。 重んず…重用する。重視する。
解答:王大重之。

 

(2)老翁早く覚む。 老翁…年老いた爺さん。
解答:老翁早覚。

 

(3)汝頗る色を好む。 色を好む…女を好むということ。
解答:汝頗好色。

 

(4)男甚だ怠惰なり。
解答:男甚怠惰。

練習問題7・8の解答

 解答は以下の通りです。

 

 

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練習問題7:次の複数の副詞を含んだ漢文を訓読・翻訳してみよう。

(1)古者日本亦小国也。
解答:
訓読:古者[いにしへ]日本も亦た小国なり。
翻訳:昔は日本もまた小国であった。

 

(2)昨夜男蓋常独想女。 想…想[おも]ふ。
解答:
訓読:昨夜男蓋し常に独り女を想ふ。
翻訳:昨夜男はおそらくずっと女のことだけを想っていた。

 

(3)惜王已皆誅賢臣。 誅…誅[ころ]す。誅殺する。
解答:
訓読:惜しむらくは王已に皆賢臣を誅す。
翻訳:惜しいことに王はすでに賢い家臣をすべて誅殺していた。

 

(4)此年疫病復大流行。 大…大いに。
解答:
訓読:此の年疫病復た大いに流行す。
翻訳:この年、疫病が再び大いに流行した。

 

練習問題8:次の漢文訓読体を、複数の副詞を含んだ漢文に復文してみよう。

(1)今民疑ふらくは已に皆床に就くかと。
解答:今民疑已皆就床。

 

(2)蛮族恐らくは嘗て悉く我が国土を侵す。
解答:蛮族恐嘗悉侵我国土。

 

(3)蓋し今日民も亦た甚だ之を悔ゆ。
解答:蓋今日民亦甚悔之。

 

(4)惜しむらくは王今日独り財を愛す。
解答:惜王今日独愛財。

練習問題9・10解答

 解答は以下の通りです。

 

 

 

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練習問題9:次の述前副詞を含んだ漢文を訓読・翻訳してみよう。

(1)使未到倭。 到…到[いた]る。到着する。
解答:
訓読:使ひ未だ倭に到らず。
翻訳:使者は未だに倭に到着していない。

 

(2)惜女常不笑。
解答:
訓読:惜しむらくは女常に笑はず。
翻訳:惜しいことに女はいつも笑うことがない。

 

(3)今者日本疑已非小国。
解答:
訓読:今者[いま]日本疑ふらくは已に小国に非ざるかと。
翻訳:今は日本はおそらくもう小国ではないのではないだろうか。

 

(4)明君不常信臣言。 明君…聡明な君主。明は聡明、賢明など「賢い」の意。
解答:
訓読:明君常には臣の言を信じず。
翻訳:聡明は君主はいつも家臣の言葉を信じるわけではない。

 

練習問題10:次の漢文訓読体を、打消の副詞を含んだ漢文に復文してみよう。

(1)古者[いにしへ]王必ずしも民を慈しまず。
解答:古者王不必慈民。

 

(2)男蓋し未だ女を娶[めと]らず。 娶る…妻にする。
解答:男蓋未娶女。

 

(3)我が国の王は疑ふらくは明君に非ざるかと。 我が国の王…我国之王
解答:我国之王疑非明君。

 

(4)暗君終に賢臣を用ひず。
解答:暗君終不用賢臣。

 

 

 

終わりの言葉

 以上にて今回の勉強はおしまいです。

 

 それではみなさん、ごきげんよう。

 

 

 

 

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