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文法第五練習問題

文法第五練習問題

 超絶お久しぶりです。

 

 みなさんこんにちは。造言です。

 

 原稿はできているけどいざアップしようとすると、いろいろ作業に時間がかかるという現実。

 

 あまり定期的にはアップできないかもしれませんが、今後もちょびちょび続きを書いていければと思います。

練習問題確認

 まずは練習問題の確認ですね。以下のようなものでした。

 

練習問題1:次の補語を含む漢文を、訓読・翻訳してみよう。

(1)我東征国六十六国。 東…訓「東のかた」。訳「東へ」。
(2)王已誅忠臣八人。 誅…罰として殺す。
(3)日月経一万年。 日月…月日。歳月。 経…訳「[自動詞]時間が経つ。」
(4)同胞皆死無一人帰。 同胞…仲間。

 

練習問題2:次の書き下し文を、補語を含む漢文へと復元してみよう。

(1)駿馬一日行くこと千里なり。
(2)大王 財を集むること数百万。
(3)賊 我が民を戮[ころ]し挙げて数ふべからず。
(4)人生くること五十年。

 

練習問題3:次の補語を含む漢文を、訓読・翻訳してみよう。

(1)王誅群臣如殷紂王。 紂王…殷王朝時代の暴君のこと。
(2)嗚呼国亡十余年矣。
(3)民恨王甚。
(4)倭国為大国於東海已久矣。

 

練習問題4:次の書き下し文を、補語を含む漢文に復元してみよう。

(1)大王驕ること甚だし。
(2)駿馬行くこと龍の如し。
(3)我 子に見えざること已に二十余年なり。
(4)万国相ひ争ふこと久し。

練習問題1・2解答

 それでは、練習問題1・2の解答です。

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

練習問題1:次の補語を含む漢文を、訓読・翻訳してみよう。

(1)我東征国六十六国。 東…訓「東のかた」。訳「東へ」。
解答:
訓読:我東のかた国を征すること六十六国なり。
翻訳:私は東へ六十六国国を征服した。

 

(2)王已誅忠臣八人。 誅…罰として殺す。
解答:
訓読:王已[すで]に忠臣を誅すること八人なり。
翻訳:王はすでに八人忠臣を罰として殺した。

 

(3)日月経一万年。 日月…月日。歳月。 経…訳「[自動詞]時間が経つ。」
解答:
訓読:日月経ること一万年なり。
翻訳:月日が一万年経った。

 

(4)同胞皆死無一人帰。 同胞…仲間。
解答:
訓読:同胞皆死し一人の帰るもの無し。
翻訳:同胞は皆死んで一人の帰るものもいない。

 

練習問題2:次の書き下し文を、補語を含む漢文へと復元してみよう。

(1)駿馬一日行くこと千里なり。
解答:駿馬一日行千里。

 

(2)大王 財を集むること数百万。
解答:大王集財数百万。

 

(3)賊 我が民を戮[ころ]し挙げて数ふべからず。
解答:賊戮我民挙不可数。

 

(4)人生くること五十年。
解答:人生五十年。

練習問題3・4の解答

 次に、練習問題3・4の解答です。

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

練習問題3:次の補語を含む漢文を、訓読・翻訳してみよう。

(1)王誅群臣如殷紂王。 紂王…殷王朝時代の暴君のこと。
解答:
訓読:王群臣を誅すること殷の紂王の如し。
翻訳:王は殷の紂王のように群臣を誅殺した。

 

(2)嗚呼国亡十余年矣。
解答:
訓読:嗚呼国亡ぶること十余年なり。
翻訳:ああ、国が十余年間滅亡してしまった=ああ、国が滅亡してから十余年となってしまった。

説明:翻訳では、完了の終助詞「矣」の語感を取って「た」「てしまった」と訳しました。翻訳は二つ書いておきましたが、今すでになくなってしまっているものに関しては、「〜てから数量詞となった」系統の訳の方が自然ですね。

 

(3)民恨王甚。
解答:
訓読:民王を恨むこと甚だし。
翻訳:民は甚だしく王を恨んでいる。

 

(4)倭国為大国於東海已久矣。
解答:
訓読:倭国東海に大国為ること已に久し。
翻訳:倭国はすでに久しく東海において大国である。

説明:完了は、「すでにそうなっている」状態も指します。なのでこのように訳出しなくても問題ないです。というか、学校とかでやる際には、「矣」は置き字として訳出しないことの方が多いので、訳さないほうが無難ではあります。

 

練習問題4:次の書き下し文を、補語を含む漢文に復元してみよう。

(1)大王驕ること甚だし。
解答:大王驕甚。

 

(2)駿馬行くこと龍の如し。
解答:駿馬行如龍。

 

(3)我 子に見えざること已に二十余年なり。
解答:我不見子已二十余年(矣)。
説明:完了の語気を付け足したいなら文末に「矣」を付けるといいですね。

 

(4)万国相ひ争ふこと久し。
万国相争久(矣)。
説明:同じく完了の語気をつけたい場合は文末に「矣」をつけます。

おわりに

 以上にて、今回の勉強はおしまいです。

 

 それでは今回はこの辺で。

 

 

 

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