漢文法の参考書籍
漢文法とは、「漢文の文法」のことです。
日本では、漢文は基本的に「句形」を扱う書籍ばかりで(特に受験用の書籍ですね…)、その文法構造について学べる書籍はそう多くはありません。
ですが、漢文といえども一つの言語。それ故当然ある程度の文法体系というのは持っているものです。
ここでは、漢文の文法が学べるおすすめ書籍を紹介しますね。
![]() 【送料無料】全訳漢辞海第3版 [ 佐藤進(中国語) ] | ★先にご紹介した、古漢語辞典ですね。実はこの辞典には、その巻末の方に、基礎的な漢文の文法構造について詳しい説明がなされています。説明が記号だらけでややややこしいのが玉に傷ですが、本場中国の漢文解釈に基づいた文法説明となっているだけあって、非常に体系的且つ本質的に漢文法が学べます。★ |
![]() 【1000円以上送料無料】新訂 漢文法要説/西田太一郎 | ★先にご紹介した漢和辞典のロングセラー「新字源」の著者の一人である「西田太一郎」先生が書いた漢文法の概説書です。こちらは日本式の漢文法解釈にのっとった、日本の伝統的な漢文法書といった感じの位置づけになります。日本式とはいえ、漢文の基本的な文法や語構成などを抑えているので、『漢辞海』と合わせて参考にしたい一品です。語気助詞などの説明が詳しいのも非常に魅力的ですね。★ |
漢文の文法書については、私もあれこれ読みあさりましたが、最終的にはこの「中国式」と「日本式」の二つの漢文法書を読めば大体大丈夫ですよ。
なお、最近は白水社の方から以下のような書籍が出ているようですね。(以下は楽天市場への商品リンク。)
![]() 【送料無料】漢文法ひとり学び [ 加藤徹 ] |
こちらの本は、私が大学を卒業してから出た比較的新しい本のようなので、まだ私は手に取ったことがないのですが、白水社といえば「語学書」で定評のある出版社ですからね。漢文を「語学」的に解説してくれているものかもしれません。
これはあとで自分で買って、内容を検証してからおすすめするかどうか判断したいと思います。
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